業務内容

映像制作部署
映像制作部署

演出室

演出室のスタッフ

演出室には吹替版制作の要となる「ディレクター」がいます。
作品のクオリティに対して全面的な責任を持つのが
ディレクターです。
字幕版と同じく、翻訳は社外の「翻訳者」に発注します。

吹替ディレクターの仕事…

字幕版と大きく異なるのは生身の人間=声優を扱うことです。また、吹替版を制作するにあたり一番重要で難しいのはキャスティングです。そのキャスティングに始まり、翻訳者からあがってきた原稿のチェック、収録現場での演技指導等、スタッフとキャストを束ねて目標とするゴールにたどりつくまで、強力なリーダーシップを発揮することが求められます。収録した台詞に音楽や効果音を重ねて編集、ダビングとスタジオ作業も行います。

中野ディレクターの話…

高校時代からラジオに投稿したり芝居の脚本を書いてみたりそんなことに面白さを感じていました。ACに入社した時は、会社自体が字幕制作しかやっていませんでしたが、年々レンタルビデオの制作本数が増えていき、当時オンエアーでしか観られなかった吹替版がレンタルビデオ業界にも登場、映画会社やメーカーの方達から字幕版だけではなく吹替版もセットで制作して欲しいとの強い要望を受けACも吹替版の制作を開始しました。収録現場へ見学に行って「これは面白い」と一目惚れ、制作をしながらフリーの演出家につき、演出補として勉強しました。役者への演技指導やダメ出しが舞台の演出家のものと似ていると分かった時には、友人の舞台演出家の芝居作りを幕が開くまで勉強させてもらったこともあります。会社にこの道の先輩がいなかったので我流で理想の吹替版を追い求めていました。もちろん一人前にはほど遠いものではありましたが、やがてACの吹替版ディレクター1号として誕生、現在では多くの作品に携わっています。
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